【PR】炊飯システムの比較ガイド

炊飯システムの比較ガイド

炊飯システム比較ガイドは【​​用途別で選べる業務用炊飯器メーカー】をテーマに、最適なメーカーを探せるための情報をお届けするメディア。
信頼できるおすすめメーカーはもちろん、炊飯システムの新設・入替前に必ずチェックしたいポイントや基礎知識まで紹介します。

WHICH ONE TO COICE

炊飯システムを新設・入替
するなら
釜炊飯?
それとも蒸気炊飯?

炊飯システムは大きく蒸気炊飯、ガス炊飯、IH炊飯の3つの種類があり、どのタイプの炊飯器を導入するかによって特徴・性能も異なります。業務用炊飯器を新設・入替する上で、あなたの目的にあった炊飯器を導入できるように各タイプの特徴・性能を理解しておきましょう。

炊飯システムの新設・入替前に
必ずチェックしたい3つのポイント

  • POINT 01

    炊き増え率

    炊き増え率とは、お米を炊いた際の膨張率のことを指します。お米は水を吸収して膨張するため、炊き増え率が増加する分、原料を削減できます。

    例えば釜炊飯機の場合、お米の炊き増え率は2.1〜2.2倍程度が一般的。炊き増え率が2.2倍以上の炊飯器であれば炊き上がった後のお米の重さも増えるため原料削減を大幅にできるでしょう。

  • POINT 02

    設置スペース

    新設・入替前に必ず確認しておきたいのが、新しい炊飯器を設置するスペース。炊飯器のサイズが設置スペースに対してギリギリのサイズになってしまえば作業中の事故やトラブルの原因にも繋がっています。

    大切な従業員が事故なく快適に作業できる環境を整えるためにも、設置スペースに余裕がある炊飯器を選びましょう。

  • POINT 03

    導入コスト

    コンビニベンダーや企業給食で使用する規模の炊飯システムの場合、約5000万円〜2億円の導入コストがかかります。そのため、新設・入替する上では長期的な目線で見合うコストであるかどうか判断しましょう。

    初期導入費用がかかる炊飯器だとしても、炊き増え率が高ければ原価やランニングコストを削減できます。

炊飯システムの特徴・おすすめメーカー3

炊飯システムの特徴
おすすめメーカー3

数ある炊飯システムメーカーの中から、『蒸気炊飯・ガス炊飯・IH炊飯』の3つのタイプ別におすすめできる炊飯システムメーカーを3社選定しました。各炊飯器を導入することのメリット・デメリットも踏まえて紹介するので是非参考にしてください。

省ランニングコストなら
蒸気炊飯

蒸気炊飯のメリット

  • 炊き増えが良く、
    原料を削減できる

    蒸気炊飯の炊き増え率(膨張率)は約2.3倍〜2.6倍あり、釜炊飯に比べて高めに調整することが可能です。炊き増え率が増加する分、原料白米を削減できます。仮に1トンのご飯を炊飯した場合、約30Kg以上の削減ができます。

  • 理想的なご飯が炊ける

    蒸気炊飯では、米の温度を3分で100℃まで上昇させることが可能です。ステンレスネットの上で一定の厚みに形成された米層を順次加水しながら炊き上げるため、米粒がふっくらし『内が軟らかく外が硬い』理想的なご飯が炊けます。また成形性にも優れているため、おにぎり・寿司・赤飯等にも最適です。

蒸気炊飯のデメリット

  • 少量・多品種炊飯
    適していない

    コンベアを用いた連続式の蒸気炊飯装置では、異なる種類を炊けないため少量多品種の炊飯には適していません。蒸気炊飯は全長約2mのコンベア上にお米を流し、下からの蒸気と上からの温水シャワーにより吸水・加熱させ炊き上げます。コンベアの上で味をつけたり混ぜ合わせる作業が行いにくく、白米と炊き込みなどを同時に焚き上げらないのがデメリットです。

  • 導入コストが高い

    蒸気炊飯はガス炊飯、IH炊飯と比較すると導入コストが高いことがデメリットとして挙げられます。しかし先述のとおり、蒸気炊飯は炊き増えがよく原料を削減できます。また、炊き上がる米の品質が良く製品クオリティが向上することを考慮すると、長期的な目線で見ればコストパフォーマンスはいいと言えるでしょう。

蒸気炊飯なら
エースシステム株式会社

  • エースシステム株式会社
  • エースシステム株式会社は1988年に創業された製造会社です。業務用連続蒸気炊飯機・食品機械・産業機器・制御機器などの製造を行っています。創業当時から『新しい常識を創ります』を信念に様々な産業機械や工作機械を創出し、妥協しないモノづくりに取り組んだ結果、過熱水蒸気を熱源とした調理機器を開発し主力商品となっているんですね。また、大阪府立大学との共同プロジェクトにも取り組んでおり、安心安全・健康・美味しい・簡単時短調理を実現する製品の開発も行っていますよ。エースシステム株式会社についてさらに詳しく知りたい方は以下の記事も合わせて見てください。

品質にこだわるならガス炊飯

ガス炊飯のメリット

  • 多品種の同時炊き上げが可能

    ガス炊飯は、ブンゼンバーナが並ぶ炊飯ゾーンを釜が移動する間に炊飯する構造です。そのため、釜ごとに白米や炊き込みなどを複数に分けた同時炊き上げが可能。様々な種類のお米を同時炊飯する必要がある食品工場などにおすすめの炊飯システムです。

  • 導入実績が豊富

    大量に炊飯を行う食品工場では、ガス型連続炊飯器が多く導入されています。IH炊飯や蒸気炊飯が登場した後も、圧倒的なシェアを誇るのがガス炊飯器です。そのため、製品ラインナップも多く、希望に合った仕様の装置を選びやすいメリットがあります。また、生産メーカーの拠点も多く存在するため、メンテナンスやアフターフォローの点においても安心できます。

ガス炊飯のデメリット

  • 熱効率が悪い

    釜をガスで加熱する連続ガス炊飯装置は、釜自体の温度が上昇することで周辺温度が高まります。施設内がサウナのように高温状態になり、一酸化炭素中毒になる危険があるので、二次換気を行う必要があります。二次換気を行う結果、排気損失は50〜60%になり加熱効率は25〜30%になってしまいます。また、温度を適温にするためのエアコン稼働で電気代もかかるなど、周辺環境への影響も考慮した検討をおすすめします。

  • 環境や人により品質が変わる

    ガス炊飯は外気温度に合わせた温度調節や、最適なタイミングで釜の攪拌(かくはん)が必要なため環境や人により品質が変わります。周囲の温度が高温になってしまうことで定期的な換気も必要。品質管理が環境や人に依存してしまう懸念があります。そのため、周辺環境や人員を踏まえた上で導入を検討したほうがいいでしょう。

ガス炊飯なら株式会社アイホー

  • ガス炊飯なら株式会社アイホー
  • 株式会社アイホーは1953年に創業された製造会社です。業務用厨房機器・設備の製造・販売を行っています。創業当時から『楽しい食事をより楽しく』を信念に、お客様が求める製品を開発・製造できるように努力した結果、創業60年以上を超える企業へと成長しました。激しく変化していく食文化の多様化においても、お客様のニーズや要望に応えるためコンサルからアフターフォローまでトータルサポートしてくれます。株式会社アイホーについてさらに詳しく知りたい方は以下の記事も合わせて見てください。

多品種・少量生産ならIH炊飯

IH炊飯のメリット

  • きめ細やかな温度調節が可能

    IH炊飯はきめ細やかな温度調節が実現する品質の高さに定評があります。釜自体を発熱させるIH炊飯では炊飯を5つの工程に分けて調整を行い、きめ細やかなコントロールが可能です。そのため、品質の良いご飯を炊き上げられます。管理・検査に厳しい目を持つ大手コンビニベンダーでも実際に使用されているので信頼性の高さに定評があります。

  • 熱効率が良く、
    廃棄を抑えられる

    ガス連続炊飯装置の熱効率が約30%なのに対し、釜そのものを発熱させるIH炊飯は約80〜85%の熱効率です。実は底面からの加熱だけでは熱効率も悪く『こげ』が発生してしまうことがあります。その結果、廃棄が増えることになり、余計なコストが発生してしまいます。その点、IH炊飯であれば全体の温度を上昇させるだけでなく、横面の温度も組み合わせて調整可能。美味しいご飯が炊き上げられるので廃棄を抑えられます。

IH炊飯のデメリット

  • 製品価格が高い

    製品価格や周辺環境の開発も含め導入費用の高さがハードルになるのがIH炊飯システムのデメリット。全自動型と半自動型が存在しますが、全自動型については特に高額になるため導入を断念されるケースが多いのが事実。条件が合えば脱炭素の補助金や、リースに関する補助金を活用するも可能。ガス炊飯と変わらない導入費用で済むケースもあるため、事前に総務省のサイトを確認しておきましょう。

  • 電機部品が壊れやすい

    電気部品は経年劣化するため、定期的なメンテナンス・交換が必須となります。そのため、導入費用に加えてランニングコストの発生も想定しておく必要があるでしょう。例えば、電磁誘導加熱バーナーは10年前後で交換が必要。部品単体価格が200万円以上と非常に高額です。決して安価なコストではないため、導入する際はランニングコストも踏まえて慎重に検討することをおすすめします。

IH炊飯なら株式会社サタケ

  • 株式会社サタケ
  • 株式会社サタケは1896年に創業された製造会社です。食品産業総合機械・プラント設備及び食品の製造販売を行っています。創業者である佐竹利市は日本で最初に動力式精米機を開発しており、創業以来100年以上のノウハウと研究により米の加工技術に優れています。現在では世界約150カ国に製品や技術を提供し、食文化の向上に尽力。お客様のニーズが多様化する中で要望を的確に捉え、利益や信頼につながる製品・技術を提供してくれます。株式会社サタケについてさらに詳しく知りたい方は以下の記事も合わせて見てください。