引用元:フォトAC
業務用炊飯器の導入を検討している際、保温機能があるのか気になっている方は、多いのではないでしょうか。保温機能が付いている業務用炊飯器は増えてきています。
しかし、保温機能が付いていない業務用炊飯器もあります。業務用炊飯器選びで失敗すると、理想の炊飯ができない可能性が高いです。
そこでこの記事では、業務用炊飯器に保温機能があるのかや、保温機能が付いている業務用炊飯器を選ぶ際のポイントについて解説します。保温機能が付いた業務用炊飯器について詳しく知るためにも、この記事をチェックしてみてください。
また、以下の記事では炊飯システム導入におすすめのメーカーを紹介していますので、会社選びでお悩みの方は参考にしてみてください。
業務用炊飯器に保温機能はある?

保温機能が付いている業務用炊飯器は増えてきています。しかし、まだ保温機能が付いていない業務用炊飯器もあります。
長時間の保温が可能な炊飯器が多い

業務用炊飯器は保温機能にも高い性能が求められ、各メーカーも技術力を競い合っています。長時間保温によるご飯の乾燥や変色、においの発生などを防ぐために、各社さまざまな工夫を凝らしています。
例えば、庫内の温度や湿度を細かくコントロールしたり、内釜の素材や形状にこだわったり、蒸気を適切に循環させるシステムを搭載したりなどです。最新技術により、炊きたてのおいしさを長時間キープできます。
また、業務用炊飯器は耐久性にも優れており、頻繁な使用や長時間の保温にも耐えられるよう、丈夫な素材や構造を採用しています。
ガス式炊飯器は保温機能がついていないものもある
業務用のガス式炊飯器には、保温機能が付いていないモデルも存在します。ガス式炊飯器の特性と、使用される環境に合わせた設計によるものです。
ガス式炊飯器は、電気式に比べて強い火力で一気に炊き上げるため、ご飯の甘みや旨味を引き出しやすいという特徴があります。しかし、強い火力は保温には不向きなため、保温機能を搭載するとご飯が乾燥したり、焦げ付いたりするリスクが高まります。
短時間で大量のご飯を炊き上げる必要がある飲食店や、炊き上がったご飯をすぐに提供する場面では、保温機能がないガス式炊飯器が適しているのです。一方、長時間ご飯を保温する必要がある場合は、保温機能付きの電気式炊飯器や、保温専用のジャーなどを併用します。
ガス式炊飯器を選ぶ際は、使用する場面や目的に合わせて、保温機能の有無を確認することが重要です。
【2026年最新】電気代はどうなる?保温にかかるランニングコストを見直すタイミング

業務用炊飯器の導入において、本体価格(イニシャルコスト)以上に注意を払うべきなのが、日々の電気代やガス代といったランニングコストです。
特に2026年はエネルギー関連コストの変動が重なっており、長時間稼働する厨房設備の光熱費見直しが急務となっています。最新の電気代動向と厨房コストへの影響を解説します。
2026年10月検針分をもって政府補助が終了|光熱費負担の増加見通し

2026年10月検針分(9月使用分)をもって、国の「電気・ガス料金支援」による料金値引き(政府補助金)が終了する予定です。
これにより、翌11月検針分からは支援措置がなくなり、実質的な光熱費の値上がりが避けられない見通しとなっています。エネルギーコストの基本水準そのものが引き上がるため、日々の電力・ガス消費量自体を抑えられる設備環境づくりがこれまで以上に求められます。
出典:経済産業省
再エネ賦課金の引き上げ(2026年度:4円18銭/kWh)

電気料金に上乗せされる「再生可能エネルギー発電促進賦課金(再エネ賦課金)」単価は、2026年度において1kWhあたり4円18銭(前年度比+20銭)へと改定されました。使用電力量に比例して課金されるため、消費電力の大きい業務用設備を稼働させる事業者ほど負担増の影響を受けやすくなっています。
出典:中部電力ミライズ|2026年度の再生可能エネルギー発電促進賦課金単価について
業務用契約への影響と「長時間保温」のリスク

これらの試算は家庭用料金をベースとした動向ですが、高圧・低圧の業務用契約においても託送料金の改定や燃料費調整額の影響により、同様の上昇圧力が想定されます。
特に業務用炊飯器で「長時間保温」を前提とした運用を行っている現場では、保温電力によるランニングコストが無視できないインパクトを与えます。電気代・ガス代を抑えるためには、保温依存度を下げる調理プロセスへの切り替えや、効率的な炊飯方式の検討が不可欠です。
保温機能がある業務用炊飯器選びをする際のポイント

保温機能がある業務用炊飯器選びをする際のポイントは以下の3つです。
それぞれのポイントを把握して、自社に最適な業務用炊飯器選びに役立ててみてください。
電気代・ガス代の目安をチェックする

業務用炊飯器を選ぶ際、電気代やガス代は重要な検討事項です。特に保温機能は長時間使用することが多いため、ランニングコストに大きく影響します。
電気代は、炊飯器の消費電力と使用時間によって計算できます。一般的に、消費電力が大きいほど電気代も高いです。
ガス代は、ガス炊飯器の場合に考慮が必要です。ガスの種類や契約プランによって料金が異なるため、事前に確認しておきましょう。
電気代・ガス代を抑えるためには、省エネ性能の高い炊飯器を選ぶことが大切です。最近では、IH式やマイコン式など、効率的な加熱方式を採用した製品が増えています。
また、必要な時に必要な量だけ炊飯することも、無駄なエネルギー消費を抑えることにつながります。
保温機能にタイマーがあるかをチェックする

開店時間に合わせて炊き立てのご飯を提供したい飲食店や、大人数の食事に対応する必要がある施設は、タイマー機能があると非常に便利です。タイマー機能があれば炊飯開始時間を設定できるため、早朝や開店前に炊き始める必要がなく、時間を有効活用できます。
また、ご飯が炊き上がる時間を逆算して設定すると、常に炊き立ての美味しいご飯を提供することが可能です。タイマー機能は、ご飯の保温時間を調整する際にも役立ちます。
長時間保温するとご飯が乾燥したり、風味が落ちたりします。しかし、タイマー機能を使えば必要な時間だけ保温し、最適な状態で提供できるでしょう。
最適な方式の業務用炊飯器にする

店舗の規模や運用スタイルに合った炊飯・保温方式を選ぶことで、炊きたてのおいしさを維持しながら光熱費や人件費などのランニングコストを大幅に抑えられます。業務用炊飯器には、主に以下の3種類の方式があります。
主な炊飯方式の種類と特徴
- 電気式: コンパクトで設置場所を選ばないため、小規模な飲食店やコンビニエンスストアなどに適しています。
- ガス式: 火力が強く短時間で炊き上げられるため、スピード重視のラーメン店や中華料理店などで利用されます。
- 蒸気式: 大量のご飯を一度に安定した品質で炊くのに適しており、ホテルや旅館、病院、大型食堂などで広く採用されています。
コスト削減に強い「エースシステムの蒸気式炊飯システム」

特に2026年以降のエネルギーコスト高騰への対策や、運用コストの削減を重視する現場で注目されているのが、エースシステムの蒸気式炊飯システムです。コスト削減において、以下のような独自の強みを持っています。
- 加熱時間の短縮による消費エネルギーの抑制
お米の浸漬工程が不要な「無浸漬炊飯」を実現しており、加熱時間そのものを大幅に短縮。調理にかかる電気やガスなどの消費エネルギーを最小限に抑えることができます。 - 長時間保温に頼らない「仕込みの前倒し」に対応
高温のスチームで炊き上げるため冷めても美味しさが長持ちし、冷却後の再加熱にも強い特性があります。そのため、電気代やガス代がかかり続ける「長時間の保温」に頼る必要がなく、ピークタイム前に余裕を持って仕込んでおく運用に切り替えることが可能です。
単に本体価格や炊飯スピードだけでなく、保温や調理にかかる日常のランニングコストまで考慮して、自社に最適な方式を選択することが重要です。
業務用炊飯器メーカー選びをする際のポイント

業務用炊飯器メーカー選びをする際のポイントは以下の3つです。
それぞれのポイントを把握して、自社に合う業務用炊飯器メーカー選びの参考にしてみてください。
最先端の技術を取りいれているか

業務用炊飯器選びで注目すべきは、最先端技術の導入です。近年、各メーカーは独自の技術を競い合い、より美味しいご飯を炊き上げるための研究開発に力を入れています。
例えば、IH(電磁誘導加熱)技術の進化は釜全体を均一に加熱し、お米の甘みと旨みを最大限に引き出すことを可能にしました。また、圧力制御技術の向上は、お米の芯までしっかりと熱を通し、ふっくらとした食感を実現します。
さらに、AI(人工知能)を活用した炊飯プログラムも登場しており、お米の種類や量、水加減などを自動で調整し、常に最適な炊き上がりが可能です。最先端技術は、単に美味しいご飯を提供するだけでなく、作業効率の向上や人件費の削減にも貢献します。
実績が豊富にあるか

実績豊富なメーカーは多くの飲食店や施設で導入されており、品質と耐久性が証明されています。長年の技術開発により、安定した炊飯性能と使いやすさを実現している点も魅力です。
また、実績のあるメーカーは、アフターサービスも充実している傾向があります。万が一の故障やトラブル時にも、迅速かつ丁寧な対応が期待できるでしょう。
さらに、実績豊富なメーカーは、多様なニーズに応える幅広い製品ラインナップを展開しています。店舗の規模や業態に合わせて、最適な一台を見つけやすいでしょう。
操作が簡単か

業務用炊飯器を選ぶ際、炊飯量や価格だけでなく、操作のしやすさも重要なポイントです。毎日使うものだからこそ、誰でも簡単に操作できることが、業務効率化につながります。
操作が簡単な業務用炊飯器は複雑な設定が不要で、直感的に使えるものが理想的です。たとえば、ボタンの配置が見やすく、文字も大きく表示されていると、誰でも迷わず操作できます。
また、炊飯モードが豊富でも、普段使うモードがすぐに選択できるような工夫も重要です。さらに、タイマー機能や予約機能が充実していると炊き忘れや炊きすぎを防ぎ、時間管理にも役立ちます。
炊飯時間を細かく設定できる機種や、炊き上がり時間を音声で知らせてくれる機種もあります。忙しい厨房での作業を効率化し、従業員の負担を軽減してくれるでしょう。
業務用炊飯器でおすすめなメーカー3選
業務用炊飯器でおすすめなメーカーは以下の3社です。
それぞれの特徴を把握して、メーカー選びの参考にしてみてください。
エースシステム株式会社

エースシステムは耐久性と高性能を兼ね備えた製品を提供しており、多くの飲食店や施設から高い評価を受けています。特に炊飯技術は、均一でふっくらとしたご飯を炊き上げることに定評があります。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | エースシステム株式会社 |
| 所在地 | 大阪府和泉市あゆみ野3-1-3 |
| 創業年数 | 1988年創業 |
| 商品名 | スチームライスマシーン |
| 公式サイト | https://www.acesystem.co.jp/index.html |
また、エースシステムの炊飯器は、操作性とメンテナンスの容易さも魅力です。忙しい厨房でも誰でも簡単に操作でき、日々の清掃も簡単におこなえる設計になっています。
エースシステムの業務用炊飯器は省エネルギー性能にも優れており、長期的に見てもコストパフォーマンスが高いといえるでしょう。
以下の記事ではエースシステム株式会社の特徴や製品事例を詳しく解説していますので、気になる方はぜひ一度お読みになってみてください。
株式会社アイホー

株式会社アイホーは、業務用厨房機器・設備の総合メーカーとして、約70年の歴史を持つ老舗企業です。特に、炊飯システムにおいては長年培ってきた技術とノウハウを活かし、業界トップクラスの実績を誇ります。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社アイホー |
| 所在地 | 愛知県豊川市白鳥町防入60 |
| 創業年数 | 昭和28年8月18日 |
| 公式サイト | https://www.aiho.co.jp/ |
アイホーの業務用炊飯器は、高い炊飯性能と耐久性を兼ね備えているのが特徴です。独自の炊飯技術により、お米の芯までふっくらと炊き上げ、冷めてもおいしさが長持ちします。
また、耐久性に優れたステンレス素材を使用しており、長期間安心して使用できます。アイホーでは、お客様のニーズに合わせた幅広いラインナップを展開しているのもポイントです。
小規模店舗から大規模施設まで、規模や用途に合わせて最適な一台を選べるでしょう。
また、以下の記事では株式会社アイホーについて詳しく紹介しているので、参考にしてください。
株式会社サタケ

株式会社サタケは1896年創業の老舗企業であり、精米機や炊飯機器など米に関するさまざまな製品を開発・製造しています。業務用炊飯器においては、長年培ってきた米の知識と技術を活かし、高品質で美味しいご飯を炊き上げる製品を提供しています。
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 会社名 | 株式会社サタケ |
| 所在地 | 〒101-0021 東京都千代田区外神田4-7-2 |
| 創業年数 | 1896年(明治29年)3月 |
| 公式サイト | https://www.satake-japan.co.jp/ |
サタケの業務用炊飯器は、IH加熱方式を採用しており、高火力で均一な加熱が可能です。お米の芯までふっくらと炊き上げ、甘みと旨みを最大限に引き出します。
また、多彩な炊飯メニューを搭載しており、白米だけでなく、炊き込みご飯やおかゆなど、さまざまな料理に対応できます。さらに、耐久性に優れたステンレス製の内釜や、操作性に優れた大型液晶パネルなど、使いやすさにもこだわっているのもポイントです。
また、以下の記事では株式会社サタケについて詳しく紹介しているので、参考にしてください。
まとめ

近年、保温機能が付いた業務用炊飯器が増えてきています。長時間保温できる機器が多いです。しかし、ガス式の業務用炊飯器は、保温機能が付いていないものもあります。
保温機能が付いた業務用炊飯器選びをする際は、ランニングコストやタイマー機能が付いているかをチェックしましょう。この記事を参考にして、自社に最適な業務用炊飯器選びに活かしてみてください。

