「IH炊飯器とは?」
「業務用IH炊飯器のおすすめが知りたい」
「IH炊飯を導入するメリット・デメリットは?」
IH炊飯はIH(電磁誘導加熱)で内釜を発熱させ、お米を炊く方法です。家庭用炊飯器では近年IHが主流のため、耳にしたことがある方も多いでしょう。
しかし、業務用となると炊飯システムはIHで本当に良いのか、導入のメリットも気になるはず。
そこで本記事では、業務用IH炊飯器について解説します。おすすめの業務用IH炊飯器だけでなく、IH炊飯を導入するメリット・デメリットまで詳しく紹介するため、炊飯システムの導入を検討している方は必見です。
また、以下の記事では炊飯システム導入におすすめのメーカーを紹介していますので、会社選びでお悩みの方は参考にしてみてください。
IH炊飯器とは?
IH炊飯器とは、IH(電磁誘導加熱)で内釜を発熱させてお米を炊く炊飯器です。
業務用炊飯器には「ガス」「蒸気」「IH」の3つの炊飯方法があります。家庭用炊飯器では、IHがメジャーなため耳にしたことがある方も多いでしょう。
IH炊飯はSDGs・脱炭素ができる近代のニーズに沿った炊飯システムです。チルド流通にも対応可能、全自動・半自動で人手不足の解消にもつながるため、注目されています。
IH炊飯ができる業務用炊飯器おすすめ3選
ここからはIH炊飯ができる業務用炊飯器のおすすめを紹介します。今回紹介するのは以下の3つです。
それぞれ詳しく解説するため、導入検討中の方は精査してください。
加圧式IH炊飯設備SILK
環境に優しい炊飯設備「SILK」は、業界初の加圧とIHを組み合わせた炊飯設備です。IH炊飯の特徴「ハリ」と「ツヤ」のあるお米がふっくらと炊け、経時劣化しにくい美味しさの続く炊飯を実現します。
また、独自の製法によりコンパクトな設計・レイアウトが可能です。精米〜浸漬の一体化や容器浸漬により、従来の約25〜40%省スペース化を実現できます。
加圧式IH炊飯機
加圧式IH炊飯機は品質の向上と安定を実現した、世界初のIH炊飯機です。炊飯システムに力を入れている株式会社サタケと株式会社プロシスタスの共同開発機種となっています。
蒸気を逃がさないため、均一に熱が入りお米がアルファ化し、美味しさを維持します。1.2気圧106度の高温で炊飯が可能です。
炊飯マイスターシステム
コンパクトで低コストが実現できる炊飯マイスターシステムは、2つの釜でインバーターを共有しています。炊飯機能はそのまま、受電量を低減しコストカットが可能なほか、一釜単位での炊き分けも可能です。
足高設計と突起の少ないデザインのため、清掃が簡単なのも嬉しいポイントです。
IH炊飯器導入のメリット
IH炊飯には以下のメリットがあります。
それぞれ詳しく解説します。
高い品質の美味しいお米が炊ける
炊く人の経験に関係なく、美味しいお米を炊くことができるのがIH炊飯の特徴です。
釜自体が発熱する仕様のため、熱効率がよくふっくらとした品質の良い炊飯が可能となります。品質が、環境や人によって左右されないのもポイントです。
また、釜全体に熱が伝わり、側面の温度調整もできるため炊きムラが少ないのが特徴です。焦げの発生も抑えられ、廃棄を防げフードロスにもつながります。
多品種・少量生産にも対応可能
IH炊飯では、単体の釜ごとに多品種・少量生産でもロットを乱さず炊飯が可能です。
さまざまな種類・多様なお米を炊飯でき、白米だけでなく酢飯や炊き込みなど多様な味付けにも柔軟に対応できます。そのため、大手コンビニベンダーや食品工場などで導入されています。
実際に導入事例も多く、安心できるのもポイントでしょう。
労働環境の改善とコストダウンにつながる
IH炊飯では熱の排出が大幅に削減できるため、快適な作業環境を実現可能です。ガス炊飯工場では室温が一般的に40℃以上になり、排気フードが必須です。
しかし、IH炊飯では熱の排出や吹きこぼれも抑えられ、25度前後で快適に作業ができます。そのため、排気フードも必要ありません。空調コストの削減にもつながり、二酸化炭素(CO2)の排出を抑えられる優しい炊飯システムです。
IH炊飯器導入のデメリット
IH炊飯にもデメリットはあります。考えられるデメリットは以下の2つです。
それぞれ詳しく解説するため、参考にしてください。
導入コストが高額
IH炊飯は導入コストが高く、ハードルになる場合があります。製品価格だけでなく、全自動・半自動の周辺環境も整える必要があります。全自動は特に費用が高く、導入を迷う方も多いです。
しかし、条件によっては脱炭素・リースの補助金が活用でき、費用を抑え導入が可能になるケースもあります。総務省または環境省サイトで確認できるため、参考にしてください。
電機部分が壊れる可能性がある
電気機械は経年劣化するため、メンテナンスや交換が定期的に必要です。
例えば、電磁誘導加熱バーナーは10年前後が交換の目安です。部品の価格も高額で、単品価格が200万円以上になる場合もあります。導入費用に加え、ランニングコストも想定し検討しましょう。
IH炊飯器を検討している人には蒸気炊飯システムもおすすめ
IH炊飯を検討している方には、蒸気炊飯システムもおすすめです。
蒸気炊飯は釜を使用する炊飯方法とは異なり、コンベアを用い蒸気で炊飯します。そのため、成形性のいいお米が炊き上がります。冷却・再加熱にも強く、内が柔らかく外側が硬い「理想的なお米」が実現可能です。
導入コストはIH同様、高額になりがちです。しかし、炊き増えがよく減量の削減につながるほか、エネルギー効率がよくランニングコスト面で省コストが期待できます。
なお、下の記事では蒸気炊飯を詳しく解説しているので、あわせて参考にしてください。
蒸気炊飯システムならエースシステムがおすすめ!
項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | エースシステム株式会社 |
所在地 | 大阪府和泉市あゆみ野3-1-3 |
創業年数 | 1988年創業 |
商品名 | スチームライスマシーン |
公式サイト | https://www.acesystem.co.jp/index.html |
蒸気炊飯なら、エースシステムがおすすめです。
エースシステム株式会社は1988年に創業された、食品機械・産業機械・制御機器の製造会社です。「新しい常識をつくる」を信念に、妥協せずさまざまな分野の物作りを行っています。
加熱水蒸気を起源とした調理器具が主力商品で、安心安全・美味しい・健康・簡単時短を実現できる製品の開発に注力しています。蒸気によるエネルギー効率のよさからランニングコストが期待できるのもポイントです。
気になる方は気軽に問い合わせてみましょう。
製品事例
エースシステムの連続蒸気炊飯システムでは、業界初の無浸漬炊飯により60〜90分の時間短縮を実現可能です。
過熱水蒸気を使用し炊飯したお米は、水分がたっぷり含まれたままでふっくらと仕上がります。米のα化を促進させ殺菌するため、ご飯の黄化を防止でき、日持ちも可能です。
以下の記事ではエースシステム株式会社の会社の特徴や製品事例を詳しく解説していますので、気になる方はぜひ一度お読みになってみてください。
まとめ
本記事では、業務用のIH炊飯器について解説しました。
IH炊飯は家庭用炊飯器では、メジャーな炊飯方法のため耳にしたことがある方も多いでしょう。業務用としても、品質のいいおいしい炊飯が可能なうえに、脱炭素やSDGsの観点からもおすすめの炊飯システムです。
ただし、導入・ランニングコストが高額なため、導入を迷う方も多いというデメリットもあります。そんな方は蒸気炊飯もあわせて検討してみましょう。
粒がしっかりとした、水分が含まれた理想の炊飯が可能です。蒸気で炊飯するため、エネルギー効率のよさからランニングコストが期待できます。
本記事があなたのお役にたてば幸いです。